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どんなに疲れていても、一晩寝ればウソのようにリセットできて元気になる…そんな風に自信を持って言い切れる人がどれくらいいるだろうか? 厚生労働省の調査では、疲労感を感じる人の割合は約60%、うち40%近くが6ヶ月以上も疲れが続く慢性疲労の状態であるという。 疲れは脳で感じるもの。痛みがケガや病気の場所を教えてくれるように疲労は脳が発する一種のアラームだと考えられる。オーバーヒート気味の心と身体を癒すために、適度な休息でメインメンテナンスするように脳が促してくれているのだ。 けれど、少しばかりの休養では、慢性的な疲れは回復してくれない。 なぜなら、健康の大きな土台である「代謝」が衰えているケースが少なくないからだ。 代謝には食べたものを細胞のエネルギーにかえるエネルギー代謝、そして古い細胞を新しい細胞に換える新陳代謝などがある。 どちらも疲労の原因となるが、まずは、新陳代謝を活性化して体の基礎を作るのが大切。そのうえでエネルギー代謝を改善するのだ。 |
1998年厚生労働省の疲労調査研究班が「疲労」をテーマに行った調査結果より。対象となったのは15~65歳までの男女男女4000人。同研究班では、6ヶ月以上続く疲れを感じる状態を「慢性疲労」とよんでいる。 |
野菜だけでビタミン、ミネラルは補えない。 たとえ、3大栄養素からたっぷりカロリーを摂取してもビタミンが十分にないと、肝心の細胞にはエネルギーが行き渡らない。これが疲労の原因となっている。 |