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海草類全般に豊富な食物繊維、アルギン酸はコンブにも多い。大腸の蠕動運動と排泄を促し、便秘解消に結びつく。またアルギン酸はカドミウム、水銀、PCBなどの有害物質を吸着、そのまま排出できる。同じようにコレステロールも排出できるので動脈硬化の予防に役立つ。
さらにアミノ酸の一種、ラミニンを含む。これには一時的ながら血圧降下作用が確認されている。
ワカメは野菜や他の海草に比べてもカロテンが多い。牛乳についでカルシウムが大量に含まれビタミンB群、鉄分、ヨウ素、アルギン酸も豊富だが、今もっとも注目を集めているのが特有の食物繊維フコイダン。
ガンと戦うインターフェロンガンマ、インターロイキン12といった免疫物質を細胞に作り出せる力がフコイダンにはあるという。
ワカメの根元にあたるメカブにも制ガン作用の報告がある。
ヒジキはビタミンならA、E、K、が多い。またカルシウムは牛乳より多く、鉄分は豚レバーより多く、食物繊維にいたっては100g中43.3gと驚異的な数値を記録する。動物性食品を避けたい場合は、ヒジキでかなりの栄養補給が可能だ。