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 風水を占いだと思っている人はかなり多いと思うが、実は占いではない。東洋医学系の整体や気功に似ていながら、もっと広い範囲を扱うものだと考るとよいじゃろう。範囲は、人体だけでなく、土地、住宅、軍学、時間、宇宙、心理など、無限に広がっているんじゃ。風水に含まれるものの中には、独自に進化してまるで占いのようになっているものもあるが、元は、風水のほんのひとパーツから生まれたものなんじゃ。風水の法則は全て経験的事実に基づいておる。つまり「東洋の知恵を集めた結晶」といえるな。 |
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| 風水の歴史は、約四千年前の中国までさかのぼる。中国では、紀元前から風水を用いて、墓場や城造りをしていた。このため風水は、「地理学」と呼ばれたんじゃ。また、風水は、国を守り大きくするための軍学としても効果を発揮していた。日本でも国家レベル、都市レベルで利用していた跡が至る所で見られるぞ。そして長い時を経て、個人で使える風水に発展して来たというわけじゃな。 |
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| 風水の語源は、晋の時代「郭璞」の「葬書」による風水の定義「気乗風則散界水則止（気は風に乗ってすなわち散り、水にさえぎられてすなわち止まる）」から生まれておる。風水では、エネルギースポットのことを龍穴、明堂という言い方をして、これを探したり、陰陽五行や「気」のエネルギー理論に合った家造りをするのが風水師の仕事じゃ。 |
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| 万物には『気』が存在する。例えば繁華街には『活気』があり、墓場では『冷気』が漂っている。ほら、成功した人は、いきいきした『気』を発散しているが、病人や運の悪い人は、よどんだ『気』を放っているじゃろ。感受性のあるおぬし、もちろん感じてるじゃろうがな。風水は目に見えない『気』を読み、『気』を整える学問じゃ。風水のアドバイスを実行することで、病気が治ったり、事業や仕事が順調になったりと、開運の効果を上げることができるぞ。 |
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| 頭を北に足を南に向けて寝る…北枕は縁起が悪いと言われておる。釈迦が入滅する(亡くなる)時に頭を北にしていたことから、死者の安置もこれにならうようにしていた。これが「北枕＝死者」というイメージが由来となっているんじゃな。実はこの北枕、科学的に見ると実に健康的な寝方なんじゃ。地磁気に逆らわない自然な向きになるため、血液の流れがスムーズになる。風水でも北枕は金運アップをはじめとして運気の上がる向きじゃ。死者を北枕にしたのは、まれに蘇生することがあったかららしいな。地磁気で活性化ということじゃろうか。 まあ、結論としては北むしろ枕は縁起のいい寝方だってことじゃ。 |
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