★ 塩基性ヘアカラーの基本の塗布法
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レシピ公開
色の魔術師
フリーランスでサロンワークをはじめ、舞台、雑誌、番組、広告、ブライダルなどモデルのヘアメイクでも活躍中。抜群のセンスで、 ヘアダイと塩基性ヘアカラーを複数色使いながら直感的な色を表現する。
自分発信で提案しているように思われがちですが、実はそういうことではなく、お客様の気持ちや考え方に、いかに同調できるかということを大切にしています。普段どのような服装でどのような生活をしているのか、「今回は派手にしたい」と言っていても、どの程度派手にするのが良いのかはよくお客様を知らないとイメージできないし、お客様の満足度をあげられない。だから好きにしてと言われても、その時は長めにカウンセリングして目標をお客様目線に合わせていくように心がけています。
単色ではなく、いろんな色を使うのが得意です。髪の上でグラデーションにする場合もあれば、グラデーションではなく、箇所箇所にいろんな色を入れることもできる。塩基性カラーの染め方を覚えると、髪に色が定着する瞬間がわかるようになります。定着する前に複数色をコーミングすれば混ざったグラデーションになるし、定着させてから、となりに別色を塗布すれば混ざらずに染められる。微妙な混ざり方を表現できるのが塩基性カラーの面白いところです。
Q.なるほど、染め方で色の混ざり方の表現を調整できるんですね。
そうですね。また、アルカリカラーと塩基性ヘアカラーを同時に使う場合もあります。例えば同じピンクでも質感の違うピンクを毛束ごとにニュアンスを変えたりということも可能です。もちろん混ぜて使用することはありません。毛束や毛先根元で使い分ける場合があります。そうすることで色や質感の違いを表現することができます。今回もアルカリヘアダイと塩基性ヘアカラーを両方つかってみました。
塩基性カラーは混ぜても汚くなることはあまりないんですが、ブリーチがキレイにできていないとダメですね。またブリーチでダメージを与えすぎると次回のヘアカラーにも影響してしまうので注意です。いつも１０分放置してるから今回も同じだろうと、アバウトに分数だけで考えると失敗しやすい。
髪質を見て脱色しやすいかもしれないと思ったらもっと細かくチェックしないといけない。ルールを決めるよりはその時その時で対応することが大切です。
塩基性ヘアカラー
今回使用するメインアイテムはこちら
A
マニックパニック ヘアカラー エレクトリックバナナ
髪にダメージを与えるアルカリ剤を配合していないので、傷んだ髪にも使用できる。天然素材のハーブやミツロウ配合でツヤと手触り良く仕上がる。pH約3.5の酸性の酸性カラー。
C
ミュナス ウルトラブリーチ（レイナカンパニー）
ダメージを抑え、優れた操作性でスピーディーにムラなく高明度に脱色できるヘアブリーチ。優れた操作性でスピーディにムラなくしっかり高明度へ。高品質ノンダストタイプ。髪の傷みが少なく、低刺激な点もオススメ。
D
アジアンカラー フェス（アリミノ）
独自のベースと染料処方が実現した純色設計で、高明度・強発色を実現。各色相が髪の上で極めて鮮やかに発色する彩度に設定されており、髪をいたわりながら表現できる。フレッシュフローラルの香りで発色の良いアルカリタイプ。
E
カラーストーリー アドミオ（アリミノ）
「色は、引力。」がコンセプト。いつも視線を浴びる髪を、ひときわ輝く色艶に。鮮やかな発色と艶で美しい髪色を表現。軽やかな発色、理想の透明感と抜け感。繰り返しヘアカラーを楽しむための処方によりダメージに配慮。「ファンデーション効果」により、従来より色持ちもよく根元から毛先まで均一に染める。「ベースメイク処方」により、鏡のような美しい艶髪に導くカラー。
屋宜美奈子直伝！
NAMIKO'S COLOR STYLE
