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美容師の洋服代は経費になる?判断基準と経費計上できる出費一覧

確定申告の時期になると、「洋服代って経費にしていいのかな?」と迷う美容師の方は多いのではないでしょうか。

エプロンや制服はともかく、仕事でも使う普段着をどこまで経費にしてよいかは、判断が難しいところです。

実は、美容師の洋服が経費として認められるかどうかは、「業務専用かどうか」というシンプルな基準で決まります。

今回は、美容師の洋服代が経費になる条件や計上方法、洋服代以外に経費として認められる出費一覧についてわかりやすく解説します。

美容師の洋服代は経費になる?

美容師の洋服は経費になるのか洋服代を経費にするには、税法上の「必要経費」とは何かを正しく理解することが大切です。

まずは、経費の基本的な考え方から確認していきましょう。

経費の基本的な考え方

国税庁によると、必要経費とは「総収入金額を得るために直接要した費用の額」と定義されています。

つまり、仕事で収入を得るために直接必要な出費だけが経費として認められます。

  反対に、生活費や家事にかかる費用は原則として経費には算入できません。

所得税法第45条では、「家事関連費」のうち「業務遂行上直接必要であることが明らかに区分できる部分」に限って経費として認められると定められています。

仕事とプライベートが混在する出費は、しっかり区分しなければ経費にはできないと覚えておきましょう。

出典:国税庁「No.2210 必要経費の知識」「〔家事関連費(第1号関係)〕

美容師の洋服が経費になる・ならないケース

美容師の洋服が経費として認められるかどうかは、「その服が、客観的に見て業務にしか使えないものかどうか」という点で判断されます。

プライベートでも着られる私服は、仕事でも着用しているとしても「家事費」に分類されやすく、経費として認めてもらうのは難しいのが現状です。

「仕事でも着ている」という主張だけでは不十分で、客観的に業務専用と証明できることが必要です。

一方、店舗のロゴや名称が入った制服・ユニフォーム・エプロンは、プライベートでの使用が想定できないため、消耗品費として経費計上できます。

カラー剤の付着防止を目的としたエプロンや、施術専用の作業着なども業務専用性が明らかなので、同様に経費として認められます。

美容師の洋服代を経費計上するときのポイント

美容師の服が経費になるか確認するポイント洋服代を経費として計上したい場合は、「なぜその服が仕事に必要だったのか」を第三者に説明できる状態にしておくことが大切です。

具体的には、購入日や使用目的のメモ、着用時の撮影写真やSNS投稿、領収書の保管、会計ソフトへの備考記入などが有効です。

万が一、税務調査があっても説明できるよう、日頃から記録を残す習慣をつけておくと安心です。

美容師の洋服代を経費計上する方法

美容師の洋服が経費処理する実際に洋服代を経費として処理するときは、どの勘定科目を使うか、また私服と兼用の場合はどう処理するかを知っておく必要があります。

それぞれ順番に確認しましょう。

勘定科目

業務専用の制服・ユニフォーム・エプロンは、「消耗品費」として計上するのが一般的です。

1点あたり10万円未満であれば、購入した年にまとめて費用として処理できます。

10万円以上の場合は固定資産として扱い、減価償却による処理が必要になります。

なお、個人事業主本人や家族の服を計上する場合も「消耗品費」を使用するのが一般的です。

「福利厚生費」は従業員のために使う科目なので、個人事業主自身には使えない点に注意してください。

複数まとめて購入した場合でも、判断は1点ごとの金額で行います。

プライベートと兼用の場合は?

完全に業務専用とは言えない服については、仕事での使用割合(按分割合)に応じて費用を分け、事業に使用した分だけを経費として計上します。

この処理を「家事按分」といいます。 按分割合の根拠として、「週に何日仕事で着用しているか」といった着用実績を記録・保管しておくと、税務調査のときに役立ちます。

根拠が不明確なまま経費計上すると、税務調査で指摘を受けて追徴課税になるリスクがあるため注意が必要です。

国税庁通達では、業務上必要な部分を明確に区分できれば按分割合が50%以下でも経費算入が認められるので、正確な記録を残すことが経費を最大化するポイントになります。

洋服代以外に経費計上できる美容師の出費一覧

美容師として確定申告を行う場合、洋服代以外にも経費にできる出費はたくさんあります。

「施術・技術向上」「事業運営」「確定申告・税務手続き」の3つのカテゴリに分けてご紹介します。

施術・技術向上にかかる費用

シャンプー・コンディショナー・カラー剤・パーマ剤などの仕入れ材料費は、売上原価または消耗品費として経費計上できます。

日常的に使う消耗品だからこそ、領収書の保管を習慣化しておきましょう。 ハサミ・ブラシ・コーム・コテ・ドライヤーなどの施術道具は、消耗品費または工具器具備品として計上できます。

また、技術セミナーや講習会の参加費は研修費または雑費として経費になり、そのための交通費・宿泊費も合わせて計上可能です。

美容技術に関する専門書や業界誌は「新聞図書費」として処理できます。

事業運営にかかる費用

サロンへの通勤や顧客訪問にかかる交通費(電車・バス・ガソリン代・駐車場代)は旅費交通費として計上できます。

業務で使う携帯電話やインターネット代は、プライベートとの使用割合で按分した上で通信費として経費にできます。

業務用のパソコン・タブレットは、金額に応じて減価償却資産または一括償却資産として処理します。

また、撮影スタジオの利用費やポートフォリオ制作費など、集客を目的とした支出は広告宣伝費として経費計上できます。

確定申告・税務手続きにかかる費用

確定申告のために税理士に依頼した費用は、「税理士・弁護士等の報酬」として全額経費にできます。

会計ソフトの利用料(月額・年額)は通信費または消耗品費として計上できます。

業務用口座の振込手数料・ATM手数料は支払手数料として経費算入できます。

 なお、所得税・住民税は経費にはなりませんが、個人事業税や事業で使用する資産にかかる固定資産税の一部は経費として認められます。

まとめ

美容師の洋服代が経費として認められるかどうかは、「業務専用かどうか」というシンプルな基準で決まります。

洋服代以外にも計上できる経費は多くあります。

日頃から領収書・記録を整理し、確定申告をスムーズに進めて節税効果を最大限に活かしましょう。

 また、美容師として経費管理をより効率的にするなら、材料や消耗品の仕入れ先を一本化するのも一つの手です。

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まだ利用したことがない方は、ぜひこの機会に試してみてください。
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