美容師の平均売上とアップ方法!直結する実践テクニックを解説
美容室の施設数が過去最高を更新し続ける一方で、1人あたりの月間売上は伸びにくい状況が続いています。
自分の売上が業界平均と比べてどの水準にあるかを正しく把握し、効果的な施策を実践することが、収益改善への第一歩となります。
今回は、美容師の平均売上や目標となる水準、そして売上アップに直結する具体的な方法について解説します。
美容師の平均的な売上

美容師の収入は「売上」によって大きく変わります。
まずは業界全体の平均的な売上水準と、その売上が給与にどう反映されるかを確認しておきましょう。
美容師の月間平均売上は約50万円
美容師の月間売上は、担当するお客様の人数や客単価、勤務日数などによって異なりますが、一定の条件で試算すると約50万円程度になるケースがあります。例えば、客単価を約6,000円、1日の担当人数を約3.5人、月25日勤務と仮定した場合、月間売上は約52万円です。
実際の売上は、勤務する美容室の料金設定や指名数、担当するメニューなどによって変動するため、あくまで一つの目安として考えるとよいでしょう。
2021年時点で美容室の件数は26万4,223軒と過去最高を記録しており、人口が横ばいの中で美容室が増加し続けているため、1人あたりの月間売上が伸びにくい構造になっています。
限られた市場の中で売上を伸ばすには、客単価の向上やリピート率の改善といった個人の取り組みがいっそう重要になります。
月間売上100万円を達成するには1日約6~7人の施術が必要です。
アシスタントのサポートがあっても相当の稼働量が必要なため、効率的な施術の流れを意識することが大切です。
出典:厚生労働省「令和3年度衛生行政報告例の概況」
売上に対する給与の目安
雇用形態によって、売上に対する収入の考え方は大きく異なります。実際の収入は、給与体系や歩合率、経費負担などによって変動するため、下記は一定条件で試算した場合の一例です。
サロン雇用のスタイリストの場合、売上に対する給与割合を20~25%程度として試算すると、月間売上50万円の場合、給与は約10万~12.5万円となります。
年間では約120万~150万円程度の計算になります。
一方、フリーランス美容師の場合、売上に対する取り分を60~80%程度として試算すると、月間売上100万円の場合、収入は月60~80万円程度となります。
年間では約720万~960万円となります。
ただし、実際の収入はサロン利用料や材料費、集客費などの経費によって変動します。
1人美容室を経営するオーナーの場合も、経費や事業形態によって収益は異なりますが、売上のうち一定割合が自身の収入になるケースがあります。
仮に売上の55%を収入として試算した場合、月間売上100万円では月収55万円、年間では約660万円となります。
スタッフを雇用する場合は、人件費や店舗運営費などの負担が発生するため、売上に対する自身の取り分は変動します。
スタッフ数や人件費とのバランスを考慮した経営が求められます。
美容師の目標となる売上水準は?

平均的な売上を把握した上で、次は「どの水準を目指すべきか」を理解することが重要です。
美容室では「生産性」という概念が重視されており、目標水準を明確にすることで日々の取り組みの方向性が定まります。
売上の最低ラインと目標値
美容室経営における「生産性」とは、美容師1人あたりが生み出す月間売上のことを指します。最低ラインは月50万円、経営を維持するためには月60万円以上が目標とされています。
生産性を60万円以上に引き上げることで利益に余裕が生まれ、スタッフの待遇改善や設備投資も可能になります。
しかし実際には、店舗によっては月50万円以下となるケースもあり、この壁を越えることが経営安定の第一のハードルと言えます。
さらに美容業界において1人あたりの生産性として目指したい水準は月70万~100万円です。
この水準は立地条件によって異なりますが、安定した経営を実現するための目安となる水準として広く位置づけられています。
段階別の売上目安
スタイリストとして月間100万円の売上を出せれば「すごい」と評価されるのが業界の相場感です。
さらに月間200万円・300万円と売上を伸ばすスタイリストも存在し、経験とスキルの積み重ねによって収入の可能性が広がります。
月間売上200万円以上を3年間維持できるレベルに達すると、歩合率アップの交渉が現実的になってきます。
スタイリストとしてのキャリアアップの節目として、この水準を意識した目標設定をすることは大切です。
サロン勤務で月間売上100万円を達成しているスタイリストには、アシスタントを活用しながら複数の顧客を同時進行でこなせるだけのキャリアを積んだ層が多い傾向があります。
フリーランスの場合は指名顧客が月100~120名程度おり、客単価が8,000円以上あることが目安とされています。
美容室の売上アップに直結する施策

売上を伸ばすには、日々の接客や商品販売、デジタルツールの活用など、複数の切り口からアプローチすることが効果的です。
ここでは、すぐに取り組める具体的な施策を紹介します。
客単価・リピート率・回転率の改善
客単価を上げるには、お客様に有益な情報を提供した上でトリートメントやヘッドスパなどのオプションメニューを自然に提案することが有効です。その日の施術につながらなくても提案しておくことで、次回以降の客単価アップにつながる可能性があります。
リピート率を高めるためには「聞き出す力」と「提案できる知識」が不可欠です。お客様のニーズや悩みを丁寧に引き出し、新しいスタイルやケアを提案することで「また来たい」と感じてもらうことができます。
ポイント制度の導入も効果的で、施術・商品購入金額に応じてポイントを付与し、一定ポイントで特典を提供することでリピート率の向上が期待できます。誕生日特典やVIP会員向け特別サービスも来店促進に有効です。
関連記事:美容室のリピート率を上げる方法まとめ!接客・店販・アフターフォローの具体策を解説
SNS・デジタルツールを活用した集客
美容室はビジュアルで魅力を伝えやすい業種であり、InstagramやTikTokとの相性が非常に良いのが特徴です。施術のビフォーアフター投稿やヘアカラー動画は拡散されやすく、認知拡大や新規集客につながる可能性があります。
SNS運用で最も重要なのは定期的な更新と一貫したブランディングです。
最低でも週に数回は投稿し、写真のトーンや動画の編集スタイルを統一することで、美容室の雰囲気が伝わりやすくなります。
また、Googleビジネスプロフィールに登録することで「地名+美容院」の検索時に上位表示され、Googleマップ経由の来店にもつながります。
最新情報の更新と口コミへの丁寧な返信が、検索上位を維持する上で重要なポイントです。
関連記事:美容室の効果的な集客方法7選!よくある課題・チャネルの特徴・成功のポイントを徹底解説
店販(商品販売)とデータ分析による収益強化
施術中に商品を実際に使いながら「なぜこの製品が今の髪に最適か」を説明し、会計時に再度簡潔に提案する「二段階アプローチ」が効果的です。押し売りにならず、お客様にとって自然な流れで購入を促すことができます。
売上を「客数×客単価」に分解し、新規客数・リピーター数・指名率・再来率などの指標に落とし込むことで、どこに課題があるかが明確になります。
数値から課題を特定して優先順位をつけることが、効率的な売上改善につながります。
データ分析では、まず全体売上から確認し、次に客数・客単価のどちらに問題があるかを見ていく順序が重要です。
いきなり細かい数字を追うと全体の課題を見失いやすいため、大きな視点から現状を把握し、改善点を絞り込みましょう。
美容室の売上アップに役立つ店販品を「美通販」で仕入れよう!
美容師として売上を伸ばすためには、平均値を正しく把握した上で、客単価向上・リピート率改善・SNS活用・データ分析といった施策を組み合わせて実践することが大切です。
いずれも継続することで成果が現れるため、焦らずコツコツと取り組んでいきましょう。
業務用美容材料をお得に仕入れるなら、「美通販」がおすすめです。
約4万点の美容商材を取り扱っており、店販品も幅広く取りそろえています。即日出荷にも対応しているため、必要な商品をスムーズに調達できます。
店販の強化や仕入れコストの削減を検討している美容室は、ぜひ活用してみてください。































































































