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美容師の男女構成比は?男女別の悩みと長く働き続けるための対策とは?

美容師は女性が多い職業というイメージがありますが、実際には現場スタッフとオーナー層で男女比が大きく異なります。

また、男女それぞれが抱えるキャリアの悩みも、ライフイベントや体力面、顧客層とのミスマッチなどさまざまです。

今回は、美容師の男女構成比の現状と背景、美容室選びのチェックポイント、そして男女別のキャリアの悩みと対策について解説します。

美容師の男女構成比の現状


はじめに、美容師業界における男女構成比の現状について解説します。

全体では女性が約7割

総務省統計局のデータによると、美容業全体の従業員の男女比はおおよそ「男3:女7」の割合です。

このことから、美容業界は依然として女性が中心の職業と言えるでしょう。
 出典:総務省統計局「令和3年経済センサス-活動調査 調査の結果

現場のスタッフとオーナー層では男女比率が逆転する

ホットペッパービューティーアカデミーの就業実態調査によると、美容室のスタッフ全体では女性が6割を超えている一方、オーナー(経営者)に限ると女性比率は約3割にとどまっています。

女性は結婚や出産を機に働き方を変えるケースがある一方で、独立して自分の店舗を持つ選択をするのは男性の方が多い傾向があります。

こうした役職や立場による男女比の逆転現象が、美容室において見られます。
 出典:ホットペッパービューティーアカデミー「【3/8は国際女性デー】女性の働き手が多い美容業界、『オーナー』の比率は?

美容師の男女構成比に偏りが生まれる背景・理由


続いて、美容師の男女比に偏りが生まれる背景や理由について解説します。

女性の絶対数の多さ

美容師の男女比に偏りがある理由として、美容師を目指す女性の数が多いことが挙げられます。

文部科学省の学校基本調査(令和7年度)によると、専門学校の美容科に入学した人数は男性4,624人・女性1万6,774人であり、女性の入学者が約78%を占めていることがわかります。
 出典:文部科学省(e-Stat政府統計の総合窓口)「令和7年度 学校基本調査|学校調査票(専修学校)_学科別入学状況

お客様からのニーズ

美容室を訪れるお客様は女性が多く、同性の美容師に担当してもらいたいという根強いニーズがあります。

 女性ならではの気配りや繊細なスタイル提案が求められやすく、結果として女性美容師が活躍しやすい土壌が形成されています。

美容師免許を活かせるフィールドの広さ

美容業界には、エステ、ネイル、まつ毛サロンなど、女性スタッフの比率が多いジャンルも多数存在します。

美容師免許はヘアサロンだけでなく、アイリストやアイブロウリストなど「パーツ美容」の分野でも活用できるため、免許を取得した女性が美容室以外のフィールドへ進出しやすいことも、業界全体の構成に影響を与えています。

美容室選びで男女構成比をチェックするポイント


美容室を選ぶ際、男女構成比はどのように確認すればよいのでしょうか。ここでは3つの方法を紹介します。

求人サイトのスタッフ紹介ページで確認する

美容業界特化の求人サイトでは、出身学校や経歴などスタッフのプロフィールを閲覧できるものがあり、男女比を含めた店舗の傾向をつかみやすくなります。

求人ページに写真や動画が掲載されているサイトを利用すると、スタッフの雰囲気や男女構成をより具体的に把握できます。

公式サイト・SNSで確認する

気になるサロンの公式ホームページやSNSをチェックすると、スタッフ紹介やコンセプト、得意分野などから男女比を含む店舗の特徴を詳しく知ることができます。

スタッフの写真やプロフィール、紹介文を細かく確認することで、性別がわかりやすく、全体の男女比を把握しやすくなります。

サロン見学時に直接質問して確認する

サロン見学では、スタッフの男女構成や顧客層について質問することで、サロンの接客スタイルやメニューの傾向を理解でき、自分に合うかどうかを判断しやすくなります。

見学は求人票やホームページだけではわからない現場の空気感を直接感じ取れる機会であり、スタッフ構成についてもその場で確認できます。

女性美容師ならではのキャリアの悩みと対策

ここからは、女性美容師ならではのキャリアの悩みと、その対策について解説します。

結婚・出産・育児などのライフイベントと仕事の両立

女性美容師にとって最大のキャリアの壁となるのが、結婚や出産といったライフイベントです。

 美容師は土日に休みを取りづらく、将来のワークライフバランスに不安を抱えることもあります。

時短勤務やママ美容師歓迎のサロンへの転職

家庭と仕事を両立させるための対策として、時短勤務やパートタイマーへの雇用形態の変更が挙げられます。

美容室の中には産休・育休制度を整えたり、託児施設を併設したりするなど、子育て中の美容師の復職支援に力を入れているところもあります。

ライフプランに合った福利厚生の整った美容室へ転職することも、有効な選択肢の一つです。

パーツ美容への転身や業務委託・フリーランスという選択

長時間の立ち仕事による体力的な負担を減らすため、美容師免許を活かしてアイブロウやまつ毛エクステなどのパーツ美容専門サロンへ転身するのも一つの手です。

また、業務委託やフリーランス美容師として活動することで、働く時間や日数をある程度コントロールしやすくなる場合もあります。

男性美容師ならではのキャリアの悩みと対策

一方で、男性美容師にもキャリアならではの悩みと対策があります。

「40歳定年説」が囁かれる理由と顧客層のミスマッチ

男性美容師には「35歳や40歳が限界」という声がよく聞かれます。

美容室のメインターゲットやスタッフが20〜30代中心になる中、年齢を重ねることで顧客層とのミスマッチを感じやすくなります。

長時間の立ち仕事や売上プレッシャーによる限界

美容師は体力を大きく消耗する仕事であり、40代を迎えると長時間の立ち仕事による腰痛や集中力の低下など、身体的な限界を感じる人が増えます。

完全な成果主義の世界であるため、若いスタッフと指名や売上を競い続けるプレッシャーも年齢とともに重くのしかかります。

専門技術の習得と、独立・福祉美容など多様なキャリア戦略

男性が長く活躍し続けるためには、若手には真似できない専門技術、例えば白髪や薄毛対応などを身に付け、同年代の悩みに寄り添うことが重要です。

さらに、独立開業して自分の店舗を持つ、顧客層の年齢が高い地域密着型サロンへ移る、あるいは需要が拡大している福祉・訪問美容の道へ進むなど、年齢を強みに変える戦略的なキャリアプランの構築が欠かせません。

まとめ

美容師業界は女性が約7割を占める一方、オーナー層では男性が多数を占めるという特徴があります。

美容室を選ぶ際には、求人サイトや公式サイト、サロン見学などを通じて男女構成比を確認しておくと、自分に合った職場を見つけやすくなります。

また、女性には結婚や出産といったライフイベントとの両立、男性には年齢を重ねたキャリア形成といった、それぞれならではの悩みがあります。

自分自身のライフプランやキャリアの方向性を見据えながら、長く活躍し続けられる働き方を選んでいきましょう。
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