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塩基性カラーはどれがいい?プロが比較する選び方とおすすめ商材

塩基性カラーを使ってみたいものの、種類が多くてどれを選べばよいか分からずに悩んでいる美容師の方は少なくありません。

塩基性カラーは製品によって発色の傾向や色持ち、トリートメント効果などが異なるため、比較すべきポイントを押さえておくことが大切です。

今回は、塩基性カラーの特徴や選び方、おすすめの商材について解説します。

塩基性カラーとは?


塩基性カラーは、キューティクルを開かずに髪の表面付近に染料を吸着させて発色するカラー剤です。

プラスイオンを帯びた染料が、髪の表面にあるマイナスイオンと結合することで色をのせる仕組み
です。

ここでは、他のカラー剤との違いや発色の仕組みについて詳しく見ていきましょう。

アルカリカラー・酸性カラー(ヘアマニキュア)との違い

アルカリカラーは、キューティクルを開いて染料を髪の内部まで浸透させる仕組みのカラー剤です。

これに対して塩基性カラーは、染料が髪の表面にとどまるため、内部までは浸透しません。

また、酸性カラー(ヘアマニキュア)はマイナスイオンを持つ染料のため健康な髪に染まりやすいのに対し、塩基性カラーはプラスイオンを持つ染料のため、ダメージを受けた髪によく吸着するという違いがあります。

発色をサポートする「HC染料」との関係

塩基性カラーには、HC染料が併用されるケースが多く見られます。

分子の小さいHC染料がキューティクルのわずかな隙間から髪の内部に浸透し、分子が大きく吸着力の高い塩基性染料が表面をしっかりとカバーします。

この二つの染料が組み合わさることで、より美しい発色と色の定着が期待できます。

塩基性カラーのメリット


塩基性カラーには、アルカリカラーにはない魅力が数多くあります。

ここでは、代表的な4つのメリットを紹介します。

髪や頭皮へのダメージが抑えられる

塩基性カラーは脱色作用のあるアルカリ成分を含まないため、髪内部の成分に影響を与えにくく、髪や頭皮への負担を抑えながらカラーリングができます。

ビビッドで鮮やかな高発色

塩基性カラーは、絵の具やペンキのように色味そのものが濃いカラー剤です。

そのため、アルカリカラーでは表現が難しい高彩度でビビッドな色味(ピンクやパープル、ブルーなど)も、きれいに発色させることができます。

肌が弱い人やアレルギーの方でも使いやすい

塩基性カラーは、カラー剤による重篤なアレルギー反応の原因の一つとされる「ジアミン」を含まない製品も多くあります。

お肌が弱い方やジアミンアレルギーの方でも選択肢に入れやすい
点が魅力です。

頭皮に付着しても落としやすい

塩基性カラーは、染料が皮膚に浸透しない仕組みになっています。

施術中に万が一頭皮や手に付着しても、シャンプーや石鹸で、ほとんど気にならない程度まで落とせることが多いと言われています。

塩基性カラーのデメリット


一方で、塩基性カラーには注意しておきたいデメリットもあります。

導入前に押さえておきたい4つのポイントを紹介します。

髪そのものを明るくする効果は期待できない

塩基性カラーには、毛髪を脱色する作用がないため、黒髪や暗い髪の明度を上げる、いわゆるトーンアップをすることはできません。

鮮やかな発色を出したい場合は、事前にブリーチやライトナーで髪のベースを明るくしておく必要があります。

色落ちが早く、持続期間が短い

塩基性カラーは、他のカラー剤に比べて色持ちが短いと言われています。

髪の内部までは染料が浸透せず、表面をコーティングしているためです。

そのため、毎日のシャンプーや摩擦によって、徐々に色落ちが進みやすくなります。

髪のダメージ具合によって色ムラになりやすい

塩基性カラーの染料はプラスイオンを帯びているため、ダメージを受けてマイナスに帯電している部分には強く吸着し、濃く染まる性質があります。

一方で、バージン毛のような健康な髪には油膜に弾かれて付着しにくいという特性もあります。

ベースの髪のダメージ度合いに差があると、仕上がりに色ムラができやすくなる点には注意が必要です。

色素が残留し、次のカラーの邪魔になることがある

塩基性カラーは色落ちが早い一方で、髪に色素が中途半端に残留し、きれいに色が抜けきらないことがあります。

特にブルー系のカラーを繰り返すと、黄味と混ざり緑色に変色したまま蓄積してしまう
こともあり、次のカラーチェンジで思い通りの色に仕上がりにくくなるケースも見られます。

色素をリセットするには、ブリーチや専用のカラーリムーバーが必要になる場合があります。

塩基性カラーの選び方・比較ポイント

塩基性カラーを選ぶ際は、デザイン面だけでなく施術のしやすさやアフターケアの観点も踏まえて比較することが大切です。

ここでは、押さえておきたい4つの比較ポイントを紹介します。

求めるデザインとカラーバリエーションで選ぶ

ビビッドな原色系デザインを作りたいのか、淡いニュアンスカラーやペールトーンを表現したいのかによって、適切な商材は異なります。

クリア剤が用意されており、絵の具のように濃度の調整や色作りがしやすいラインナップを選ぶと、サロンワークでのデザインの幅が広がります。

次回のカラーチェンジのしやすさと残留色素

塩基性カラーには、色素が残留しやすいという特性があります。

そのため、専用のカラーリムーバーが用意されていたり、自然な褪色過程で残留しにくかったりするなど、次回のカラー提案の邪魔になりにくい商材を選ぶこともポイントです。

アルカリカラーとの併用やミックスの可否

従来の塩基性カラーは、アルカリカラーと混ぜると変色するおそれがあります。

一方で、「エノグ」のように、同シリーズのアルカリカラーとミックスして使用できる設計の商材も登場しています。

グラデーションやデザインカラーを効率よく施術したい場合は、こうしたミックス対応の商材を選ぶことも重要なポイントです。

質感向上のトリートメント効果で選ぶ

塩基性カラーを選ぶ際は、カラーと同時に髪のコンディションを整える成分が入っているかどうかも重要なポイントです。

アボカドオイルなどが配合され、ブリーチで傷んだ髪にツヤとうるおいを補給できる「アナップ」のようなトリートメントベースの商材は、ダメージケアを重視するお客様に適した選択肢です。

【どれがいいか迷ったら】おすすめ・人気の塩基性カラー5選

ここでは、サロンワークで人気の高い塩基性カラーを5点紹介します。

デザインや髪のコンディションに合わせて、商材選びの参考にしてください。

ミルボン エノグ ホリッカーライン 400g


>>ミルボン エノグ ホリッカーライン 400gの商品ページはこちら
クリアで鮮やかなカラーを発色させたいときにおすすめの塩基性カラーです。

単品でもミックスでも使いやすく、ブリーチ毛に鮮やかに発色します。

カラーバリエーションは全14色揃っています。

b-ex(ビーエックス) キラテラ 400g


>>b-ex(ビーエックス) キラテラ 400gの商品ページはこちらアルカリカラーでは表現しにくい高彩度カラーに対応した塩基性カラーです。

単品使いはもちろん、ベーシックラインのアルカリカラーと組み合わせることでヘアカラーデザインの幅を広げられます。

カラーは全8色展開されています。

パイモア スペクトラムカラーズ 200g


>>パイモア スペクトラムカラーズ 200gの商品ぺージはこちら
濁りの少ないクリアなカラーを表現できる塩基性カラーです。

髪になじみやすいテクスチャーで均一に発色し、ホホバオイルやカチオン化ケラチンが配合されているため、ツヤとうるおいを保ちながら染められます。

カラーバリエーションは全18色です。

エンシェールズ カラートリートメントバター 200g


>>エンシェールズ カラートリートメントバターの商品ページはこちら
成分の90%以上がヘアトリートメントでできているため、傷んだ髪をケアしながら使用できます。

ブリーチ毛ベースのハイトーンカラーや、茶色ベースのニュアンスカラーの表現に適しており、全26色です。

イリヤ ブリーチオンデコレ 200g


>>イリヤ ブリーチオンデコレ 200gの商品ページはこちら
ブリーチやカラーで明るくなった髪に鮮やかさ・艶やかさを与える塩基性カラーです。

傷んだ髪のキューティクルを補修する成分が配合されているため、パサつきを抑えながらカラーリングができます。

カラーバリエーションは全7色です。

まとめ

塩基性カラーは、髪や頭皮への負担を抑えながら鮮やかな発色を楽しめる一方で、色落ちの早さや色ムラ、色素の残留といった注意点もあるカラー剤です。

求めるデザインやカラーバリエーション、次回のカラーチェンジのしやすさ、トリートメント効果などを比較し、サロンの施術内容に合った商材を選びましょう。

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